コープさっぽろは25日、組合員とその家族を対象にした協同のお墓、「協同の苑(その)」に合祀塔を建て法要式を行った。協同の苑は、札幌市南区の藤野聖山園にあり1996年から利用が始まっている。希望によって協同の苑から合祀塔に移ることができるほか、直接合祀塔に埋葬することも可能。(写真は建碑法要に出席した麻田信二常任議長と合祀塔)
協同の苑の使用権は30万円で、年間の維持費は2500円。協同の苑の地下には納骨室が300個あるが、利用が増えて空きが少なくなっていることと跡継ぎがいないなど親族にお参りの負担をかけたくない、という声もあって合祀塔を建て協同で法要できるようにした。
合祀塔は、幅4m、奥行5㍍の台座の上に建てられた高さ2・4mの石碑で墓所の面積は1区画分20㎡。
建碑法要は、コープさっぽろの麻田信二常任議長や山口敏文専務理事など9人が出席して行われた。
麻田議長は、「安心して暮らせる不安のない社会が一番。コープさっぽろは、様々な場面で安全、安心を展開しているが、葬儀や埋葬についてもフリエ葬、協同の苑を整備している。今回、合祀塔を作りお墓の面でも協同事業をするのは大変良いこと」と挨拶した。
また、前濱喜代美理事は、「1人の子供が2つも3つもお墓を見守ってくような時代が目前にきています。子供に負担をかけずに安心して死ねるためにも、コープが支えてくれればいいと思います」と語った。