北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌市清田区)と札幌市豊平区は2日、官民協働によるまちづくりを目指して「豊平区まちづくりパートナー協定」を締結した。その一環として区役所1階にある同社の自動販売機を電光掲示板付き災害対応型に変更、その点灯式も行った。IMG_2458(写真は、「電光掲示板付き災害対応型自販機」の点灯式で握手する北海道コカ・コーラボトリングの佐々木康行社長=左と豊平区の西田健一区長)

 北海道コカ・コーラボトリングは2009年1月に札幌市と「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結しており、各区と協力関係を築いている。同社は、16年4月に「豊平区まちづくりパートナー制度」に登録、高齢者宅のボランティア除雪やリンゴ並木への植樹、リンゴジュースづくりなどまちづくりに参加してきた。
 今回、さらに両者の連携を強め、双方が有する機能や資源を効果的に利用して官民協働によるまちづくりを進めるため「パートナー協定」を締結することにした。

 協定締結式は、区役所4階会議室で行われ、同社の佐々木康行社長と豊平区の西田健一市長が協定書に署名した。
 佐々木社長は、「豊平区は札幌市を代表する区。豊かな自然、様々なスポーツ施設もある。協定を結ぶことによって今まで以上に連携を深めたい。人的インフラや自販機を活用、当社の事業を通して地域のお役に立てればと思う」と述べた。西田区長は、「これを機会に今まで以上にまちづくりを一緒にやっていきたい」と話した。
 
 締結式の後に、協定に基づく新たな取り組みとして区役所1階に設置した「電光掲示板付き災害対応型自販機」(愛称・こりんとめーたんからのお知らせ※こりんとめーたんは豊平区のマスコットキャラクター)の点灯式を行った。
 上部の電光掲示板で様々な行政情報を提供するとともに防犯や防災に関する情報を発信し、災害時対応として自販機内の飲料水を無償提供する。



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