アークス(本社・札幌市中央区)は1日、札幌市中央区の札幌パークホテルで2018年度アークスグループ合同入社式を開催した。新入社員は、グループ全体で157人、昨年よりも18人少ない。グループ8社の社長ら幹部が並ぶ中、新入社員は緊張した面持ちで入社式に臨んだ。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください

IMG_2376(写真は、挨拶する三浦紘一アークス会長・ユニバース社長)

 最初に登壇したのはアークス会長でユニバース(本社・青森県八戸市)社長の三浦紘一氏。三浦氏は、「スーパー業界は3強に絞られたという話もあるが、AIやロボットなどの普及によって、いつ何が起きるかわからない状況だ。未知の世界に挑戦しなければならない。入社を機に皆さん自身が変わってもらいたい」と述べた。

IMG_2384(写真は、福原朋治アークス副会長・福原社長)

 続いて、副会長で福原(同・帯広市)会長の福原朋治氏が挨拶。「技術や知識は人格を通して生かされる。人柄、人格が大切だ。明るく元気に、素直にという“明・元・素”が求められる。暗くて、病的で、反抗的な“暗・病・反”ではいけない。これは大事なことなので肝に銘じて仕事をして欲しい」と語った。

IMG_2389(写真は、横山清アークス社長・ラルズ会長)

 最後に社長でラルズ会長の横山清氏が登壇。「セルフサービスが日本に入ってきて70年近く経った。これから流通業界も大きな変革を迎えるが、新しい時代を我々が作っていく気持ちで頑張ってもらいたい。スーパー業界はアマゾンのような業態を取り込んだ形になってますます繁栄するだろう。しかし簡単にはいかない。今まで体験したことのない技術や商品が出てきて生活習慣も大きく変わっていく。知識、知恵を獲得することを怠ってはならない」と訴えていた。

 また、9月からアークスで稼働する新しいシステムについて触れ、「表からは八ヶ岳連峰経営で別の顔に見えるが、裏では組織管理などをしっかり支え、未来に向かって半歩でも先に行く体制ができる。今期は5200億円を超える売り上げとそれに伴う利益を目指す。明るく楽しく前向きにやっていきましょう」と述べた。
 
IMG_2397(写真は、新入社員代表で答辞を読む古屋幸児さん)

 新入社員を代表して答辞を述べたのは、ラルズに入社した古屋幸児さん(22)。古屋さんは、「スーパーはお客さまの一人ひとりに向き合う仕事。人としての心がなければいかに技術を高めても満足なサービスはできないのではないでしょうか。心と技術の在り方を学び、戦力となれるように研鑽を重ねたい」と誓っていた。

 新入社員157人の内訳は、ラルズ25人、ユニバース56人、ベルジョイス18人、福原16人、道北アークス10人、東光ストア20人、道南ラルズ3人、道東アークス5人、アークス4人。そのうち大卒は50人、短大・専門学校卒は3人、高卒は104人。なお、アークスでは期中の採用も実施しており2017年度は133人と前年度より41人の増加になっている。


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