国分北海道(本社・札幌市中央区)が、釧路市星が浦大通に建設している「釧路総合センター」がまもなく完成する。これまで市内4ヵ所に分散していた物流センターを1ヵ所に統合、コスト圧縮と効率的な配送を目指すもので3月から本格稼働する。(写真は、国道38号線沿いに姿を現した国分北海道の釧路総合センター)
国分北海道は、道内の食品卸、酒類卸と統合、合併をしてきたため、旧会社の物流拠点を使用しているケースが多い。釧路市内には、自社物件2ヵ所、賃借物件2ヵ所の物流センターがあったが、老朽化や効率性の点から物流拠点の再構築が迫られていた。
新・釧路総合センターは1ヵ所で常温、チルド、フローズンの3温度帯に対応できるもので、国分北海道としては初の3温度帯センターになる。建屋は平屋で床面積は約2100坪。敷地面積は約4400坪。施工は大和ハウス工業(本社・大阪市北区)。土地建物とも自社物件だが、総投資額は非開示。
既に建物は完成しており、国分北海道釧路総合センターの銘板のほか、福原の釧根地区共配センターの銘板も掲げられており、福原向けの加工食品など常温配送を担うことになる。新センターはチルド、フローズン配送にも対応できることから地域のニーズを開拓して新規顧客も獲得する。食品スーパーやコンビニエンスストア、外食産業、飲食店向けの販売を強化する。