イオン北海道(本社・札幌市白石区)の2017年3~8月決算は、食品部門と住居余暇のヘルス&ビューティーケアが前年同期間比2~4%伸びて、売上高は同1・6%増の916億8200万円と過去最高になった。(写真は、イオン北海道本社)
増収と粗利率改善によって粗利(売上総利益)は、249億4000万円と前年同期間に比べて5億9200万円増えた。粗利率は27・2%で同0・3ポイント上昇した。
販売費及び一般管理費(販管費)は、社会保険適用範囲の拡大などにより人件費が前年同期間比1・3%増の128億8200万円になったが、地代・家賃など販促費、販売費、設備費が前年同期間を下回り、結果として販管費は0・2%増の307億2800万円となり、営業利益(前年同期間比17・4%増、34億6300万円)、経常利益(同15・8%増、34億7300万円)を押し上げた。
純利益段階では、店舗の減損損失などによって特別損失は前年同期間より5億7500万円増えたが、法人税などの減少によって23・3%増、19億4300万円を計上した。
部門別売上高は食品が556億6200万円で前年同期間比2・9%増、住居余暇は180億4100万円で同1・8%増、衣料は170億2500万円で同2・6%減だった。食品の売上高比率は60・7%で17年2月期よりも0・2ポイント増えている。
3~8月の新店、閉店は、小型食品スーパーの「まいばすけっと」のみだが、内訳は次の通り。
■新店
・「北11条西4丁目店」(3月10日開店、札幌市北区)
・「北18条東1丁目店」(4月7日開店、札幌市東区)
■閉店
・「北22条東15丁目店」(6月14日閉店、札幌市東区)
・「北14条東14丁目店」(6月28日閉店、同)
・「北21条西4丁目店」(8月2日閉店、札幌市北区)
・「南17条西12丁目店」(8月16日閉店、札幌市中央区)
・「八軒3条東4丁目店」(8月23日閉店、札幌市西区)
なお、2018年2月期は、売上高1867億円(17年2月期比1・2%増)、営業利益84億円(同1・7%増)、純利益42億円(同0・4%増)を見込む。