コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、江別市東野幌に環境教育が行える施設「トドックエコステーション」を開設、10月1日にオープニングセレモニーを行った。市内にある酪農学園大学など環境活動を行う教育機関や諸団体に無料開放、環境の大切さを発信する拠点にする。(写真は、トドックエコステーションの開設式。左から順に川崎清嗣・コープさっぽろエコセンター長、伊保内則子・コープさっぽろ組合員理事、三好昇・江別市長、大見英明・コープさっぽろ理事長、対馬慶貞・コープさっぽろ事業本部長)
「トドックエコステーション」は、コープさっぽろが2008年10月に開設した紙パックやペットボトルなどを再資源化するリサイクル施設「エコセンター」の敷地内に建設。木造平屋建て、約40坪で40人を収容できる。
「エコセンター」では、江別市民や小学生など年間800人の視察を受け入れているが、リサイクルだけでなく食品ロス、再生可能エネルギー、食育、木育など広く環境教育を行える場として同施設を設けた。
施設は国産材を利用した高床式の建物だが、内部は未完成の状態。今後、ワークショップなどを通じて環境教育に適した内装を作り上げていく。この日、施設前で行われたセレミニーでコープさっぽろの大見英明理事長は、「リサイクルセンターを2008年10月1日にオープンさせてから10年目に入った。環境への取り組みをさらに強化して広く地域の皆さんや子供たちに環境の大切さを学んでいただきたいと思い専用センターを開設した。今後、地域の組合員や市民の方々と内容のあるものに発展させ、環境教育の砦になることを期待したい」と話した。
また、来賓として出席した江別市の三好昇市長は、「当市は今年、健康都市宣言をしたが、この施設を活用して食育の大事さを江別から発信したい。今後もコープさっぽろが進める様々な事業展開を市も一緒に進めたい」と述べた。
テープカットの後には、野幌小学校児童と関係者が一緒になって勇払原野に自生するハスカップの苗木を記念植樹した。
(写真は、様々な環境教育の場になるトドックエコステーションの内部)
(写真は、未完成の状態で開設したエコステーション。今後、参加型ワークショップなどを通じて作り上げていく)