サツドラホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社、サッポロドラッグストアー(同・同)は、函館市内に「サツドラ函館宮前店」(宮前町17番3号)をオープンさせた。これによって同社の函館市内店舗は16店舗に増えた。(写真は、サツドラホールディングス本社)
サッポロドラッグストアーは、函館市内の店舗網拡大を急いでいる。この1年間だけを見ても、昨年9月22日に「函館白鳥店」をオープンさせたのに続き12月15日には「函館港店」を移転オープン、同月22日には「函館五稜郭店」をオープンさせている。
今年に入ってからは6月24日に「函館花園店」をリニューアル、そして今回9月14日に「函館宮前店」をオープンさせた。1年間で新店と移転オープン4店舗、リニューアル1店舗と札幌圏に次ぐ重点投資地域になっている。同社が、函館への投資を活発化させているのは、市民の需要を取り込んでいくことと増加しているインバウンドのニーズに応えるため。今後も函館市場でのシェア拡大に取り組んでいく。
なお、ツルハ(本社・札幌市東区)は、この1年間で函館市内には「函館的場店」を今年6月29日にオープンさせただけで年間新規出店は1店舗のみだった。ツルハの函館市内店舗数は24店舗でサッポロドラッグストアーとまだ開きはあるが、確実に背中が見えてきた状況だ。札幌圏で両社が繰り広げている「ここまでやるか」の出店デッドヒートが函館地域でも起こりそうだ。