経済産業省北海道経済産業局は、7月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」を公表した。猛暑による夏型商品の売れ行きが好調でスーパーや家電量販店、コンビニの販売額が大きく伸びた。(家電大型専門店販売額は22・5%の大幅増を記録した=写真は100満ボルト東苗穂店)
北海道の百貨店・スーパー合計販売額は815億5400万円で、全店ベースでは前年同月比0・4%増と2ヵ月連続で前年を上回った。既存店ベースでは同1・3%増と7ヵ月連続で前年を上回った。
百貨店販売額は173億9600万円で、全店ベースでは同5・5%減と10ヵ月連続で前年を下回った。昨年9月末で閉店した旭川西武の影響で全店ベースは前年割れを続けているが、既存店ベースでは同1・3%増でこちらは7ヵ月連続で前年を上回っており、百貨店販売は堅調に推移している。
スーパー販売額は641億5800万円で全店ベースでは同2・1%増と11ヵ月連続で前年を上回った。既存店ベースでも同1・3%増と5ヵ月連続で前年を上回るなど好調。
地域別販売動向を見ると、札幌市の百貨店・スーパーの販売額は、436億800万円(百貨店143億7700万円、スーパー292億3100万円)で全店ベースでは同1・9%増(百貨店同2・0%増、スーパー同1・8%増)だった。既存店ベースでは同1・0%増(百貨店同2・0%増、スーパー同0・5%増)。
札幌市以外の百貨店・スーパー販売額は、379億4600万円(百貨店30億1900万円、スーパー349億2700万円)で、全店ベースでは同1・2%減(百貨店同29・9%減、スーパー同2・4%増)だった。既存店ベースでは同1・7%増(百貨店同1・8%減、スーパー同2・0%増)。札幌市以外は百貨店売り上げが低調で生活に密着しているスーパーは堅調な消費が続いている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2907.htm
道内のコンビニエンスストア販売額及びサービス売上高は528億2000万円で前年同月比4・7%増になった。7月の猛暑が夏型商品の消費を盛り上げ、4%台の伸び率はこの1年間で最高。総店舗数は前年同月より44店舗増えて2943店舗になった。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2907.htm
道内の家電大型専門店の販売額は141億9000万円で前年同月比22・5%の大幅増になった。クーラー、扇風機などが販売額を大きく押し上げた。ドラッグストアの販売額は222億4100万円で同7・4%増、ホームセンター販売額は120億2900万円で同4・5%増だった。3業種の専門量販店ともに過去1年間で最高の伸び率を示した。
店舗数は、家電大型専門店が前年同月と同数の89店舗、ドラッグストアは前年同月より31店舗増の666店舗、ホームセンターは前年同月より9店舗増の201店舗だった。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2907.htm