経済産業省北海道経済産業局は、5月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」を公表した。各業態ともに堅調に伸びたが、ホームセンターは前年5月より2・8%減少した。(百貨店販売額は、札幌市とそれ以外の地域差が拡大。写真は、函館市の棒二森屋店)
5月の北海道百貨店・スーパー販売額は、771億500万円で全店ベースでは前年当月比0・1%減と2ヵ月ぶりに前年を下回った。そのうち百貨店販売額は150億500万円で、同3・8%減、8ヵ月連続で前年を下回った。ただ、既存店ベースでは同1・6%増と5ヵ月連続で前年を上回った。
スーパー販売額は621億100万円で、全店ベースでは同0・9%増と9ヵ月連続で前年を上回った。既存店ベースでも同0・5%増になり3ヵ月連続で前年を上回った。
地域別で見ると、札幌市の百貨店・スーパー販売額は408億2500万円(百貨店123億9700万円、スーパー284億2800万円)で、全店ベースでは前年同月比1・4%増(百貨店同3・3%増、スーパー同0・6%増)と前年を上回った。既存店ベースを見ると同0・7%増(百貨店同3・3%増、スーパー同0・3%減)となりスーパーは既存店が前年を割った。百貨店の伸びが目立っている。
札幌市以外の地域では、百貨店・スーパーの販売額が362億8100万円(百貨店26億800万円、スーパー336億7300万円)で、全店ベースでは同1・7%減(百貨店同27・5%減、スーパー同1・1%増)と前年を下回った。旭川西武閉店の影響が色濃く出ている。既存店ベースでは、同0・6%増(百貨店同5・7%減、スーパー同1・1%増)になった。
詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2905.htm
コンビニエンスストア販売額及びサービスの売上高は、473億9300万円で前年同月比2・4%増だった。3ヵ月連続で2%台の伸び率を保った。総店舗数は、前年同月より42店舗増えて2928店舗(同1・5%増)になっている。
詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2905.htm
家電大型専門店販売額は99億5200万円で、前年同月比0・8%増、ドラッグストア販売額は202億1500万円で同6・2%増、ホームセンター販売額は136億2500万円で同2・8%減になった(いずれも全店ベース)。
店舗数は、家電大型専門店が前年同月比1店舗減の88店舗、ドラッグストアは同35店舗増の659店舗、ホームセンターは同6店舗増の197店舗。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2905.htm