イオン北海道(本社・札幌市白石区)とマックスバリュ北海道(同・同市中央区)は9日、旭川市役所でイオングループが発行する電子マネー「あさひかわWAON」の利用に伴う寄付金贈呈式を行った。昨年に続き2回目で、寄付金総額は約353万円と昨年より150万円近くも増えた。(写真は9日、旭川市役所で行われた北海道のイオングループの寄付金贈呈式。写真左から出戸信成氏、西川将人氏、橋本優氏)
旭川市とイオン(本社・千葉市美浜区)は2015年1月に包括連携協定を締結、その取り組みの一環として同年3月にイオンのご当地電子マネー「あさひかわWAON」の発行を開始した。
このカードを使って旭川市内や道内のイオングループ各店舗、WAON加盟店で買い物をすると利用金額の0・1%が旭川市に寄付され、旭山動物園の魅力向上や中心市街地のにぎわい創出など地域社会の活性化に利用される仕組み。
17年2月末の「あさひかわWAON」発行枚数は約4万9600枚で16年3月から17年2月末までの利用額は約35億円。その0・1%分、353万2064円(内訳はイオン北海道305万5645円、マックスバリュ北海道47万6419円)が寄付金として贈呈された。
この日、旭川市役所で行われた贈呈式では、イオン北海道の橋本優取締役常務執行役員営業本部長とマックスバリュ北海道の出戸信成社長がそれぞれ西川将人市長に目録を贈呈、西川市長は2社に感謝状を贈った。
橋本取締役は「これからも市や市民のパートナーとして活動したい」と述べ、出戸社長は「今年の冬にもう1店舗を出店して地元の皆様と一緒になって良い店を作り、地元に貢献したい」と話した。
西川市長は「今年は旭山動物園50周年の大きな節目。今回の寄付を旭山動物園の魅力向上に活用させてもらいます」と答えていた。現在、旭川市内でイオン北海道は4店舗、マックスバリュ北海道は1店舗を展開している。