札幌に本社を置く上場食品スーパー(SM)3社(アークス、マックスバリュ北海道、北雄ラッキー)の1月売上高前年比が出揃った。昨年1月と比べて土曜日が1回少ないことや元日営業の有無によって伸び率に差が出たものの、各社とも堅調に推移した。(写真は、苫小牧市のマックスバリュ沼ノ端店)
アークス(本社・札幌市中央区、東証1部)の売上高は、全店ベースが前年同月比100・1%、既存店ベースが同99・4%だった。既存店は2ヵ月ぶり再び前年を割り込んだ。
客数は、全店が同98・8%、既存店は同98・3%と前年割れをしている。12月は大雪による雪害で来店客が減ったが、1月は元日休業と土曜日が昨年に比べて1回少ないことが響いて前年割れした。客単価は、全店が同101・3%、既存店は同101・1%。
マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区、東証ジャスダック)の売上高は、全店ベースが同104・1%、既存店ベースが同104・8%だった。閉店した店舗が2店舗あるため、全店ベースの伸び率は既存店ベースよりも低かった。
元日営業を実施している店舗もあり、ほぼ例月通りの4%近辺の伸び率を確保した。客数は前年とほぼ同じだった。帯広ブロックは、昨年11月から前年同月比10%近くの伸びを達成、「いちまる」承継後1年で運営を軌道に乗せた。
北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区、東証ジャスダック)の売上高は、全店ベースが同95・6%、既存店ベースが同97・8%だった。元日休業などによって前年を割り込んだが、「計画は達成している」(広報)。衣料部門も100%近辺で順調だった。
客数は、既存店で同96・9%、客単価は同じく既存店で同101・0%だった。