北海道の12月「百貨店・家電量販・ホームセンター」☂「スーパー・コンビニ・ドラッグ」☁/☀

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 経済産業省北海道経済産業局は10日付で北海道内の百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、専門量販店の12月販売動向を発表した。百貨店と家電大型専門店、ホームセンターは前年の12月を割り込んだが、スーパー、コンビニ、ドラッグストアの3業態は前年を上回った。雪害の影響があったものの限定的だったようだ。IMG_0646 (2)(大雪に見舞われてスーパーの客数が伸び悩んだが、全店ベースでは昨年を上回った=写真は2016年12月9日にオープンしたコープさっぽろ二十四軒店)

 百貨店の販売額は225億1100万円で全店ベースでは前年同月比7・9%減、3ヵ月連続で前年を下回った。西武旭川店の閉店によって店舗数が減少していることが販売額の縮小に繋がった。既存店だけの合計でも同2・6%減でこちらも3ヵ月連続の前年割れになった。
 スーパーの販売額は、784億3300万円で全店ベースでは同0・4%増、4ヵ月連続で前年を上回った。衣料品は同10・9%減、身の回り品は同11・1%減になったが、パイの大きい飲食料品(603億4600万円)は同2・3%増になり全体を押し上げた。既存店ベースでも同0・3%増になり4ヵ月連続の前年超えになった。

 地域別販売動向では、札幌市内の百貨店販売額は184億1300万円で全店ベース同2・2%減、スーパー販売額は354億7800万円で全店ベース同0・7%増だった。スーパーの既存店ベースは、同0・6%増で全店・既存店共に微増ながら前年を上回った。
 札幌市以外の百貨店販売額は、40億9800万円で全店ベースは西武旭川店の閉店により同27%の大幅減。スーパーは429億5600万円で全店ベース同0・1%増。百貨店は既存店ベースでみても同6・4%減で地方百貨店の縮小傾向が止まらない。一方、スーパー既存店は同0・1%増と堅調に推移した。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2812.htm

 コンビニの販売額及びサービス売上高は、491億2000万円で同3・3%増になった。8月の514億1700万円、7月の504億4400万円に次ぐ売り上げ規模。店舗数は2906店舗で前年12月より20店舗増えた。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2812.htm

 家電大型専門店の販売額は、143億3800万円で同5・8%減、ドラッグストア販売額は207億8000万円で同3・2%増となったものの、ホームセンターは132億1300万円で同4・8%減になった。それぞれの店舗数は、家電大型専門店が同1店舗減の89店舗、ドラッグストアが同37店舗増の653店舗、ホームセンターが同9店舗増の198店舗になっている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2812.htm
 業態ごとに浮き沈みのある12月になった。

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