ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)とサツドラホールディングス(同・同市北区)は31日、8月度(7月16日~8月15日)の月次報告を公表した。ツルハHDの既存店売上高は、前年同月比0・9%の微増でサツドラHDは同0・3%減になった。サツドラの既存店売上高が前年より落ち込んだのは、昨年4月から1年4ヵ月ぶり。(写真は、サツドラの狸小路4丁目店)
ツルハHDは、8月度に新規開店として「室蘭築地店」(室蘭市、7月21日)、「旭川春光台店」(旭川市、7月28日)、「すすきの店」(札幌市中央区、8月3日)の道内3店のほか計10店舗を出店、閉店は道外3店舗で直営店舗は全国1690店舗になった。
全店売上高は、対前年同月比19・6%増と6月度から3ヵ月連続で19%台の伸びを確保した。ただ、既存店売上高は5月度から低調で8月度も同0・9%増の微増にとどまった。
客数は全店が同17・9%増、既存店は同0・3%の微増。既存店の客数は4ヵ月ぶりにプラスに転じた。客単価は、全店が同1・4%増、既存店が同0・7%増。
なお、インバウンドの爆買いの象徴だった大阪市中央区の既存3店舗店の8月度売上高は、同33%減だった。
サツドラHDは新規3店舗(阿寒湖温泉店=7月21日、旭川空港店=7月28日、登別温泉2号店=8月10日)をオープン、1店舗(苫小牧・明野店=8月1日)を閉店しており総店舗数は182店舗(ドラッグストア171店舗、調剤薬局11店舗)。
全店売上高は、同6・9%増で1年4ヵ月ぶりに一桁台の伸びに落ち着いた。既存店売上高は、同0・3%減でこちらも1年4ヵ月ぶりの前年同月割れになった。