札幌市に本社を置くツルハホールディングス(本社・札幌市東区)とサッポロドラッグストアー(同・同市北区)の6月度(5月16日~6月15日)売上高前年比によると、ツルハHDの既存店売上げが前年6月比0・6%増と低成長だったのに対してサッポロドラッグストアーは既存店が同7・0%成長と好調を持続している。(写真は、5月19日に新規オープンしたサツドラ中標津西店=サッポロドラッグストアー提供写真)
ツルハHDの6月度全店売上高は、前年6月比19・6%増で3ヵ月ぶりに二ケタ成長になった。新規出店数から閉店数を引いた純増店舗数は、10店舗で総店舗数は1677店舗。
既存店売上げは、同0・6%増の微増。5月度の既存店は0・2%減とマイナスになったが6月度は持ち直した。しかし、客数は新規出店によって全店こそ16・2%増と大幅に増えたものの既存店は1・6%減。5月度の2・4%減よりはマイナス幅が少なくなったものの依然として客数は水面下にある。ツルハの既存店客数は0~1%の範囲で推移しており気がかり。なお、全店客数は16・2%と新店効果を出している。
客単価は、全店が2・9%増、既存店が2・3%増となった。期中の北海道の新店は5月26日オープンの「釧路愛国店」(釧路市、愛国店のスクラップアンドビルド)と6月9日オープンの「東苗穂7条店」(札幌市東区)の2店。
サッポロドラッグストアーは、全店が19・1%増、既存店が7・0%増だった。全店ベースの二ケタ成長は昨年5月以来、13ヵ月連続となった。既存店ベースも3ヵ月連続で7%超の成長を維持しており、勢いは継続している。
新規出店は、サツドラの店舗名を初めて採用した「中標津西店」(中標津町)の1店舗で閉店はなかった。総店舗数は179店舗(ドラッグストア169店舗、調剤10店舗)。