道産生鮮品を海外宅配 イオン北海道インバウンドサービス拡充

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、5月1日(日)からイオン旭川駅前店、小樽店、千歳店の3店舗で外国人観光客の買い物客に生鮮食品の「海外おみやげ宅配便」を開始する。対象品目は、富良野産メロン、十勝産長いも、青森産りんごの3品。香港、台湾、シンガポールに冷凍、冷蔵で最短1週間で届ける。IMG_2513(写真は、イオン旭川駅前店)

 イオン北海道のインバウンド売上げは、免税対応店の拡大や人気商品の集合展開売場の導入、Wi―Fi環境の導入、フロアーガイドの多言語化、さらには現地の雑誌やフリーペーパーなどでの紹介で急速に増加している。2015年度は年間5億円と14年度対比7倍に拡大、16年度も10億円を目指している。
 
 今回、増大するインバウンド需要の裾野を広げるため「海外おみやげ宅配便」を開始することにした。輸送は、HOP1(北海道国際輸送プラットホーム)を活用、週1便の冷蔵、冷凍航空便で香港、台湾、シンガポールの地域限定で発送する。HOP1は道や道開発局、ヤマトグループなど官民一体で始まった冷凍、冷蔵の海外小口宅配サービス。
 
 イオン北海道では、旬の北海道の味覚を対象に第1期として5月1日(日)から8月25日(木)までは上記3品目、第2期の9月以降はカニ、ホタテなど水産品パックを対象にする予定。
 なお、第2期以降は、札幌桑園店、札幌藻岩店、新さっぽろ店(以上札幌市)、旭川西店(旭川市)、湯川店(函館市)、釧路昭和店(釧路市)に実施店舗を広げる。

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