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 マックスバリュ北海道は11日、札幌市東区東苗穂に「ザ・ビッグエクスプレス モエレ店」をオープンした。ジョイモエレ店を改装し低価格業態に変更したもので、同社のこの業態の店舗は6店目になる。(写真はザ・ビッグエクスプレス モエレ店)


 東苗穂地区は価格競争の激しい激戦地域のため、低価格業態に変更することで集客力を高めることにした。
 ザ・ビッグは、生鮮食品や生活必需品を激安価格で提供するディスカウント業態で、マックスバリュ北海道は昨年から平岸店(札幌市豊平区)を皮切りに、既存店舗をこの業態に切り替えている。既に栄町店(札幌市東区)や江別店、岩見沢店、西岡店(札幌市豊平区)をオープンさせている。1500㎡未満の店舗はザ・ビッグエクスプレスとし、それ以上の店舗はザ・ビッグという名称に分けている。
 モエレ店は、マックスバリュ北海道が合併したジョイ(旧住友石炭鉱業)の店舗。「この店舗の近くには、ディスカウントのトライアルなどがあり価格競争が激しい地区。ザ・ビッグの業態で競争力を高めることにした」(マックスバリュ広報)
 オープンチラシにはオープン日限定で道産たまねぎ、じゃがいも、千葉・愛知県産にんじんがそれぞれ9円(税込)、国内産若どりもも肉100g当たり67円(税込)、めばちまぐろ100g当たり97円(税込)などが並び、12日限定では愛知県産キャベツ57円(税込)、苫小牧産まいたけ57円(税込)、道産刺身用たこ足100g当たり87円(税込)と100円以下の激安食品が並ぶ。
 店舗の敷地面積は4603㎡で店舗面積は1450㎡。平岸店と栄町店の中間規模の面積。
 マックスバリュ北海道は、「マックスバリュ」、「札幌フードセンター」、「ジョイ」、「プライスマート」、「ザ・ビッグ」の5業態の店舗を道内で74店舗を展開している。同社の決算期は1月期で新年度は2月から始まっているが、ザ・ビッグへの業態変更は新年度1号。昨年度と同様、5店舗程度を既存店から変更する予定。
 この店舗の周辺には、トライアルをはじめホクレン商事の「フードファーム」などがある。集客競争は激しさを増しそうだ。


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