道内に本社を置く上場食品スーパーの2月度売上高前年比が出揃った。アークス(本社・札幌市中央区)、マックスバリュ北海道(同・同)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)の3社は、うるう年ということもあって既存店で前年2月を3~6%上回った。IMG_2048(写真は、函館市内のマックスバリュ万代店)

 今年の2月は、うるう年だったものの29日は全道的に暴風雪となり客足は伸びていないほか、昨年2月度と比べて天候の乱れが多かったためうるう年効果はそれほどなかったようだ。
 アークスは、全店ベースが104・8%、既存店ベースが103・2%になった。全店ベースの前年同月超えは8ヵ月連続、既存店ベースの前年超えも3ヵ月連続となった。
 客数は、全店ベースが105・0%、既存店ベースが103・3%だった。客単価は、全店ベースが99・8%、既存店ベースが99・9%。
 
 マックスバリュ北海道は、全店ベースが124・7%、既存店ベースが106・7%だった。承継したダイエーのグルメシティ店舗等は前年超えの売上げを確保しているが、昨年10月に買収した十勝圏のいちまる店舗は徐々に改善しているものの前年を割った状態が続いている。
 
 北雄ラッキーは、全店ベースが106・0%、既存店ベースが103・6%になった。食品は好調に推移したが衣料は春物が伸びず前年よりマイナスだった。昨年は7の付く特売日のラッキーデーは天候が悪かったものの今年は良好だったことで食品の伸びが大きかった。
 客数は全店ベースで104・1%、客単価は同ベースで101・9%になった。
 
 なお、2016年2月期通期の売上高前年度比は次の通り。
 ■アークス 全店102・2% 既存店100・7%
 ■マックスバリュ北海道 全店113・5% 既存店104・8%



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