北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は、18日(金)午後6時で「西野1号店」(西区西野6条3丁目)を完全閉店する。1969年12月に同社の前身屋号である「山の手ストアー」の3号店としてオープン、46年間の営業に終止符を打つ。(写真は、18日で完全閉店する「西野1号店」)
「西野1号店」は、店舗面積約400㎡。同社の実質的な創業者である桐生泰夫会長(78)が、32歳の時にオープンさせた。当時、桐生会長は酒・タバコ・食品を扱う桐生商店専務で、小売業者の組合である札幌公開経営チェーンに加盟、オレンジストアーを出店する一方で、桐生商店は山の手ストアーの屋号で出店。同店はその3号店。
その後、桐生専務は71年4月にオレンジチェーンを設立、衣料の「まるせん」と共同出店を増やし82年5月に両社が合併して「北雄ラッキー」が誕生する。
「西野1号店」は、その北雄ラッキーの源流となる店舗だったが、最近は採算が取れない状況が続き、今後もプラスが見込めないため閉店を決めた。なお、土地は同社所有だが店舗は賃借。
同社は、この地区に「西野2号店」(西区西野8条8丁目)も展開しており、「西野1号店」閉店後は同店の利用を呼び掛けている。