セブンと札幌市が連携協定、コンビニでは3社目

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 札幌市とセブン―イレブン・ジャパン(本社・東京都千代田区)は、このほど『さっぽろまちづくりパートナー協定』と『札幌市事業者等による見守り事業に関する協定』を締結した。セブン―イレブンが道内の市町村と包括提携を結ぶのは初めて。また包括協定と見守り協定の同時締結も今回が初めて。P1070035(写真は、札幌市役所)

 札幌市の「まちづくりパートナー協定」は、市の様々な施策分野で参加・協力したり企業自らまちづくりに取り組んだりする包括連携協定で2008年から実施。現在までに、ローソン(本社・東京都品川区)やセイコーマート(同・札幌市中央区)、北海道のイオングループ、コープさっぽろ(同・同市西区)など11社と締結しており、セブン―イレブンは12社目。
 
 具体的な連携項目として①雇用や産業の活性化②安全・安心なまちづくり③未来の社会をつくる子どもたちや青少年を支えるまちづくり④環境に配慮して緑化を推進――で、そのほかに「広報さっぽろ」など市政情報を店頭で並べるなど両者の協議で決めた事項で連携していく。
 
 また、『見守り協定』は、セブン―イレブン店舗や「セブンミール」を中心とした宅配サービスの際に高齢者などの緊急対応を要する異変を発見した場合、警察署や消防署へ通報し、異変等が疑われる場合は各区役所へ通報する内容となっている。協定の締結日はいずれも2015年11月26日。
  
 なお、セブン―イレブンでは札幌市との協定締結を記念して札幌市と近郊のセブン―イレブン447店舗で『札幌市応援商品』を発売している。今回は、JAさっぽろと連携し市内で獲れた農産物を使用した「かぼちゃ&ミルクムース」(186円)、「オニオンとチーズのふんわりブレッド」(156円)、「玉ねぎドレが決め手!蒸し鶏サラダ」(362円)、「コクと香りのこだわり濃厚札幌みそラーメン」(538円※価格はいずれも税抜き)の4品。

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