ツルハホールディングス（ＨＤ、本社・札幌市東区）とサッポロドラッグストアー（本社・札幌市北区）の道内東証１部上場ドラッグストア２社の11月度（10月16日～11月15日）売上高が出揃った。２社ともにインバウンド効果もあって高水準の伸びを堅持している。
（写真は、サッポロドラッグストアー西町南店）
ツルハＨＤの全店売上高は、前年同月比10・２％増、既存店売上高は同４・６％増。今５月期（２０１６年６月～２０１７年５月）に入って以降、毎月ほぼ同じ水準で全店、既存店ともに前年より伸長しており、11月度もこの流れを踏襲した。
客数は、全店ベースが前年同月比６・７％増、既存店ベースは同０・８％増で毎月の増加基調を維持している。客単価は、全店ベースが同３・３％増、既存店ベースが同３・７％増になった。
ツルハＨＤは、10月19日付でレディ薬局（本社・愛媛県松山市）を子会社化（51・35％）したため、同社の２０９店舗を直営店舗に加えたほか11月度には新店９店舗を出店、４店舗の閉店で総店舗数は１６３３店舗になった。道内の新店は、10月29日の「東川店」（上川郡東川町）、11月５日の「上野幌店」（札幌市厚別区）、同月12日の「恵み野里美店」（恵庭市）３店で道内閉店はゼロ。
サッポロドラッグストアーの全店売上高は、前年同月比22・３％増と大幅増。今年の５月度以降、２ケタ成長は７ヵ月連続、20％超えは２ヵ月連続。インバウンド需要を大きく取り込んだことが奏功している。既存店売上高も同５・３％増と堅調な伸びを維持している。同社は、客数と客単価の推移は公表していない。新規出店２店舗を加えて総店舗数は１７２店舗（ドラッグストア１６２店舗、調剤10店舗）。新店は、10月22日の「西町南店」（札幌市西区）と11月12日の「手稲前田２条店」（同市手稲区）の２店で閉店はなかった。
