食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)の11月度売上高前年比が2日、発表された。11月は昨年の11月よりも土曜日か1日少ない日取りだったが、既存店ベースでは前年比101・4%と健闘した。消費は底固く推移している。全店ベースでは同105・5%だった。IMG_0570(写真は、ダイイチ芽室店)

 道内に本社があって株式公開している食品スーパーの中で最初に月次売上高前年比を公表するのがダイイチ。他の上場スーパーは7日以降に発表されたるため、ダイイチの月次売上高は先行指標とも言える役割を果たしている。
 言うまでもなく食品スーパーは土・日に売上げが大きく増えるため、1ヵ月の日取りによって土・日の多い少ないは業績に影響する。通年でならせば同じだが月単位では凸凹がでる。
 
 ダイイチの11月度は、既存店101・4%、新店(恵み野店)の売上高を加えた全店ベースでは105・5%になった。日曜日が昨年より1日少なかった6月の既存店売上高は前年比100・1%だったことを考えれば、既存店ベースの消費は堅調と見ることができる。
 
 部門別の売上高前年比は次の通り。
■青果 106・1%
■水産 104・6%
■畜産 107・3%
■惣菜 105・7%
■デイリー 106・3%
■一般食品 104・3%
■日用雑貨 104・5%
■その他 106・9%
 なお、客数は前年同月比101・3%、客単価は同104・2%(いずれも全店ベース)になっている。


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