道南ラルズ(本社・函館市)は20日、「ラルズマート七飯店」を移転新築、「スーパーアークス七飯店」(亀田郡七飯町鳴川4丁目)をオープンさせた。買い物客約300人が行列をつくり、開店前には駐車場も満杯に。予定より約10分早く開店して店内に買い物客を迎え入れた。(写真は、スーパーアークス七飯店の開店前に行列を作った買い物客)
新店舗の売場面積は、約660坪で旧店舗の2・5倍の広さ。国道5号線、通称赤松街道沿いの函館方面に向かって左側に位置している。七飯町では初の大型食品スーパーで、地場野菜のコーナーや充実したデリカの品揃え、惣菜量り売りのほか昨年オープンした函館市内の「スーパーアークス大縄店」(大縄町)から始めた阪食(本社・大阪府豊中市)の指導によるベーカリーコーナーも設けた。
(写真は、地場野菜のコーナー)
(写真は、ベーカリーコーナー)
オープンセレモニーに出席した親会社アークス(同・札幌市中央区)の横山清社長は、「昨年末にオープンした『スーパーアークス大縄店』よりもやや広い最先端の店。周辺には高齢者の方たちだけでなく若いファミリーもいるので食品スーパー(SM)のあるべき姿を追求していきたい。道南地場のユニークショップつしまのSM事業を引き継いで12年が経ち、これから老朽化した店舗を新しくしていくきっかけになるのがこの新店舗と位置付けている」と本サイトに語った。
また、「道南では10年先を見据えて無理をしなくてもやっていける基盤ができた。今後、人口が減っても食品スーパーとしての役割を我々なら最後まで果たすことができる」と話した。
道南ラルズの土手光三社長は、「NB(ナショナルブランド)品以外にも道南の物産を数多く揃えて買い物客が『私たちの店』と思って欲しい。昨年末の大縄店出店で周辺の人口が増えたように、七飯店でもマチの発展に協力していけるようになりたい」と新店舗にかける意気込みを語っていた。