経済産業省北海道経済産業局は10日付で６月の「北海道大型小売店販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」をそれぞれ公表した（いずれも速報ベース）。それによると、百貨店、スーパーの販売額は７８５億４７００万円と前年同月比０・３％増と３ヵ月連続で前年を上回ったものの、一昨年６月との比較では０・８％の減少になった。
（札幌市以外の大型小売店販売は勢いを欠いている＝写真は西條名寄店）
新店がなく全店が既存店扱いの百貨店販売額は１６０億２００万円で前年同月比２・７％の減少。一昨年対比では７・１％減で落ち込みは大きい。衣料品は前年同月比７・８％減、身の回り品も同８・７％減でかろうじて食品は同０・１％増だった。
スーパーの新店を含む全店ベースは同１％増の６２５億４５００万円で３ヵ月連続で前年同月を上回った。一昨年同月比でも０・９％増と堅調に伸びた。既存店ベースでも前年同月比０・８％増、３ヵ月連続で前年同月を上回った。飲食料品は全店ベースで同３・１％増、既存店ベースでも同２・６％で順調だった。
地域別販売動向によると、札幌市の大型小売店販売額は４０５億２３００万円（百貨店１２１億１７００万円、スーパー２８４億６００万円）になり前年同月比０・５％増。既存店ベースでは同０・９％増。
札幌市以外の地域の大型小売店販売額は３８０億２５００万円（百貨店38億８５００万円、スーパー３４１億３９００万円）で前年同月と同額だったが、スーパーの伸び（０・６％増）が百貨店の減少（４・９％減）を補った。ただ、既存店ベースで見ると百貨店の４・９％減とスーパーの０・３％減でトータル０・８％減になった。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/daiten/index2706.htm
道内コンビニエンスストアの６月販売額は全店ベースで前年同月比１・２％増の４４９億５３００万円だったが、既存店は同０・４％減になった。既存店ベースで前年を割り込んだのは３月以来。総店舗数は前年同月より９店増えて２８５４
店になった。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2706.htm
専門量販店のうち家電大型専門店の６月販売額は96億５１００万円で前年同月比１・３％減、ドラッグストアは１８９億３３００万円で同９・２％増、ホームセンターは１１２億４５００万円で同２・４％減になった。総店舗数は、家電大型専門店が前年同月より１店増の83店、ドラッグストアは19店増えて５９３店、ホームセンターも11店舗増、１８４店。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2706.htm
