「マックスバリュ沼ノ端店」オープン 出戸信成社長「地域密着と食のトレンドを両立させる」

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  マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は24日、苫小牧市内6店舗目となる「沼ノ端店」(北栄町3丁目1―8)をオープンさせた。ここ数日曇りがちが続いた天候もこの日は晴れ。北海道らしい暑さが始まろうとする午前8時50分、予定より10分早く開店した。隣接するDCMホーマック(同・札幌市厚別区)の店舗は来週オープンする。IMG_6902(写真は、オープンしたマックスバリュ沼ノ端店)

 苫小牧市内の出店は、2010年の新花園店(花園町1―6―20)以来5年ぶり。売場面積は2197㎡で新花園店とほぼ同じ。農産品売場の台を低くして視認性を高めたほか、長尺のリーチイン冷蔵ケースも導入。農産売場ではオーガニック野菜コーナーやミニトマトのバイキングコーナー、水産売場では地元商品の王子サーモンを揃えたほか苫小牧前浜で獲れた生魚やホッキ貝なども豊富に揃えた。畜産売場では勇払で飼育された銘柄鶏「桜姫」を朝のうちに処理し直送、午後から店頭に並べる。
 
 また、「あづまジンギスカン」「安平ジンギスカン」、苫小牧地区を中心とした焼肉チェーン「金剛園」のジンギスカンも品揃えしている。直営のインストアベーカリーを導入、オリジナルなホッキパンも提供する。カレードーナツなど人気の手作りドーナツも揃えた。
 
 出戸信成社長は、「8月には弥生町にも新店を出すが、2店は地域密着と簡便ですぐ食べられる商品など買い物のトレンド商品を両立させたモデル店にする。地元の農産品の取り扱いは従来の7倍にするほか、水産品では前浜で獲れた魚の刺身、苫小牧盛りなども提供する。沼ノ端地区はファミリー層が多く、弥生町地区は成熟したマチなので地域の年代層にマッチした品揃えをしてコンセプトを分けていく」と話している。
  
 年間売上高は約20億円とみられる。豊月(本部・苫小牧市)の「フードD沼ノ端食彩館」と商圏が重なる。
IMG_6891(地元の前浜で獲れた水産品も充実している。写真は、苫小牧産のホッキ貝)

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