「サッポロビールやワインを飲んで北海道の森を元気にしよう!」というキャンペーンが今年も15日から始まる。3回目を迎えた今年はリボンナポリンも対象に加え、子供たちにも消費を通じて社会貢献できる学習の機会にしてもらう。(『北海道の森に乾杯』と声を挙げてキャンペーンのキックオフ=写真。左から生方誠司サッポロビール北海道本社代表、山崎峰男北海道水産林務部長、大見英明コープさっぽろ理事長、山本隆二ポッカサッポロ北海道社長、リボンちゃん)
この取り組みは、道と包括連携協定を結んでいるコープさっぽろとサッポロビールとの共同企画で北酒販の協力を得て2013年から始まった。サッポロのビール製品やワインをコープさっぽろの店舗や宅配で購入すると、ビール製品は1本に付き1円分(CO2約66g)、ワインは同10円分(同約666g)をカーボン・オフセットして道内の森林保全活動に役立てるもの。また、売上げの一部はコープさっぽろの植樹活動の基金「コープ未来の森づくり基金」にも寄付する。
消費を森づくりに役立てるこの取り組みは、昨年の第4回カーボン・オフセット大賞(カーボン・オフセット推進ネットワーク)の環境大臣賞、第16回グリーン購入大賞(同)の優秀賞を受賞するなど全国的にも注目されている。
今回からサッポログループのポッカサッポロ北海道も参加、「リボンナポリン」も対象商品に加えた。15日から「麦とホップ・ザ・ゴルード」「ドラフトワン」(350ml缶、500ml缶)、「ポリフェノールでおいしさアップたっぷりサイズの赤ワイン」「有機酸でおいしさアップたっぷりサイズの白ワイン」(1800ml)の4品目でスタート、21日から「リボンナポリン」(450mlペットボトル)、9月上旬から「黒ラベル」「クラシック」(350ml缶、500ml缶)が加わって全7品目。缶やペットボトルのデザインも分かりやすくして簡単に参加できるように販売するという。
販売数量はビール・新ジャンル系が24缶入り7万6000ケース、ワインが6本入り2600ケース、リボンナポリンが24本入り2000ケースで対象商品の販売終了までキャンペーンを続ける。また、今年はコープさっぽろが開催している「食べる・たいせつフェスティバル」などのイベントでもカーボン・オフセットを実施する。
今年のカーボン・オフセット量は136t分で排出権の購入額は204万円(税別)。これを道有林や紋別市、標津町、広尾町など12ヵ所の自治体保有林の間伐や下刈りなどに役立ててもらう。
コープさっぽろの大見英明理事長は、「このキャンペーンは、社会貢献が確実にできる先駆的な取り組み。今年からナポリンも加わったことで子供たちにとっても消費を通じた社会貢献の学習機会になる」と語った。
(写真は、キャンペーン商品)