5月で離陸 道内スーパー3社増税ショック完全離脱

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 アークス(本社・札幌市中央区)とマックスバリュ北海道(同・同)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)の道内上場スーパー3社の5月度売上高前年比が出揃った。各社ともに既存店、全店で前年同月を超え、堅調な売上げを確保した。IMG_8548(写真は、好調な売上げを刻み始めた北雄ラッキーの山の手店)

 アークスの売上高は、既存店が前年同月比105・0%、全店は同106・0%となり2ヵ月連続で前年同月を超えた。
 客数は既存店が同103・6%、全店が同104・9%、客単価は既存店が同101・4%、全店は同101・0%で客数、客単価ともに2ヵ月連続で前年同月を超えた。
 また、3~5月の第1四半期では、売上高が既存店で前年同期間比99・9%、全店で同100・7%。客数は、既存店が同102・0%、全店が同103・0%、客単価は既存店が同98・0%、全店が同97・8%だった。
 
 マックスバリュ北海道は、この1年間に新規店舗がなかったため、全店が既存店扱いで、売上高は前年5月に比べて107・3%だった。4月の108・5%に比べて伸び率は下がったものの巡航速度を保っている。
  
 北雄ラッキーは、既存店が前年同月比102・9%、全店が108・0%と大きく伸びた。生鮮食品、日用品共に動きが良く好天で気温が高かったことで夏型商品が好調に伸びた。不振だった衣料も102%近くになり前年を超えた。
 全店ベースの客数は前年同月比104・7%、客単価は同103・1%だった。
 昨年7月に建て替え増床した山の手店(札幌市西区)は、当初計画売上げを下回っていたが、最近は計画を上回る伸びを示し、建て替え期間の約4ヵ月の間に離れていた一部の固定客も戻り新規の顧客も増えてきたという。

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