ダイイチ、サツドラ「恵み野店」きょう10日午前9時オープン

流通

 ダイイチ(本社・帯広市)の道央圏5店舗となる「恵み野店」(恵庭市恵み野里美2丁目15番地)がきょう10日午前9時にオープンする。大和リース(大阪市)が開発したショッピングセンター(SC)「フレスポ恵み野」の一角を占める店舗で、今年2月の「ケーズデンキ」、3月の「DCMホーマック」に続くオープン。サッポロドラッグストアーが入った専門店モールも同時オープンして全面開業になる。IMG_4216
IMG_4229(写真は、きょうオープンするダイイチ恵み野店とサッポロドラッグストアー恵み野店=2015年4月9日午後撮影)

 オープンに先駆けて9日午後に取引関係者などを集めた内覧会が開催された。ダイイチの店内で挨拶した鈴木達雄社長は、次のように語った。
 
「店舗近くの足下商圏の人口が少ないので1~2年は苦戦すると考えている。特に今年1年は厳しいが1年後には必ず成功できると思う。恵み野店で札幌圏100億円体制ができた。札幌圏に進出して12年目だが5店舗体制に持ってくるのが想定より2~3年遅れた。しかし今度の店で物流、商流面でも効果が出てくる」
 
「恵み野店は清田店と同じ650坪スタイル。当社の標準タイプだ。近くにイトーヨーカドー恵庭店があるが同じグループ同士、力を入れてやっていく」
 
「店内ではセブンプレミアムなどPBが目立たないようにした。NB(ナショナルブランド)中心でお客に商品を提供していきたい。売場は魚や青果のコーナーに特徴があって一部の壁面には格子も作った。バックヤードにはおカネをかけている。従業員が働きやすいようにしており、これは当社の基本だ」
 
「近くの道の駅は近郊で獲れた野菜類が安く手に入るため、人がたくさん入っているようだ。この地区で青果の売り方をどうすれば良いのか検討していく」
 
 恵庭市以外に北広島市や千歳市も含めると人口20万人を超えるため、ダイイチ恵み野店では需要を喚起していけば売上げを確保できると見ている。サツドラの店舗は約280坪で恵庭市内4店舗になる。

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