ツルハ(本社・札幌市東区)が、10月5日の新設予定で旭川市に「ツルハドラック末広北店」(末広1条10丁目261―209ほか)を出店する。道が13日付で大規模小売店舗立地法の規定による届出を告示したことで明らかになった。旭川市はツルハ発祥の地で現在市内には44店舗を展開している。(ツルハ創業の地、旭川での出店攻勢が続く。写真はツルハ神楽岡店)
店舗を設置するのは、札幌市中央区のアトリエ・ユー(辻由佳里代表取締役)。ツルハは店舗を賃借すると見られる。売場面積は1317㎡で駐車場の収容台数は44台。営業時間は、最大で午前7時から午後12時。
ツルハは、1929年(昭和4年)5月に旭川市で医薬品等の小売販売を目的に設立された鶴羽薬師堂が創業ルーツ。63年(昭和38年)6月ツルハ薬局を設立して、現在のツルハホールディングスに繋がる。91年(平成3年)8月に本社を札幌市東区に移転したが、現在も旭川市は創業の地としてツルハのドラッグストアがほぼ寡占状態になっている。
ツルハの旭川重視の姿勢は店舗の1人当たり人口からも分かる。現在、旭川市内には44店舗、札幌市内には84店舗を展開。2015年2月1日現在の人口は、旭川市34万6995人、札幌市は194万3372人。1店舗当たりの人口は、旭川市が7886人で札幌市は2万3135人。人口当たりの店舗密度は実に3倍にもなる。