「ファミリーマート知事公館前店」オープン、北海道本社お膝元にファミリーマートゾーン

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IMG_1626 北海道ファミリーマート(本社・札幌市)は、25日午前7時に札幌市中央区に「知事公館前店」(北2条西14丁目)をオープンさせた。札幌市内で68店舗の店舗になるが、この店舗近くには同社の本社がある。北海道ファミリーマートの城下町ともいえるこの地域でライバルコンビニの出店を阻止する狙いもあるようだ。(写真は、25日午前7時にオープンしたファミリーマート知事公館前店)
 
 北海道ファミリーマートは、2006年2月にセイコーフレッシュフーズ(札幌市)51%とファミリーマート(東京都豊島区)49%の出資により資本金2億円で設立された。同年7月に札幌市東区に1号店を出店、現在は札幌市内67店舗、江別市内2店舗、千歳市内1店舗、函館市内4店舗の計74店舗を展開している。
 
 本社は、設立時に白石区のセイコーフレッシュフーズ本社内にあったが、10年に札幌市中央区北2西13のタケダビル内に移転した。本社の近くには既存の「札北2条店」(北2西14)が出店しているが、きょう25日に同店と背中合わせの場所に「知事公館前店」をオープンさせた。
 
 札幌市内では、コンビニが飽和状態とされライバルコンビニに近接して新店を出すケースも増えている。少しでもまとまった土地があるとコンビニ各社が出店競争を繰り広げるため北海道ファミリーマートでは、本社お膝元の更地を真っ先に確保、ライバルコンビニが出店するのを抑えた。
 
 新店「知事公館前店」と既存の「札幌北2条店」による相乗効果で北海道ファミリーマート本社城下町がライバルコンビニに侵食されるのを防ぐ。
IMG_1624(写真は、既存のファミリーマート札幌北2条店)

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