「まいばすけっと」年内に札幌市内30店舗に、イオン北海道のコンビニ型食品スーパー出店加速

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IMG_1376 イオン北海道(本社・札幌市)は、コンビニ型食品スーパー、「まいばすけっと」を年内に3店舗出店、札幌市内30店舗体制にする。2年前の3月から出店を開始した「まいばすけっと」は、歩いて毎日通えるスーパーとしてコンビニエンスストアとの差別化をアピールしてきた。出店開始から2年半強で30店舗まで増やすことになるが、来年以降はさらに出店を加速していく。(写真は、セブンからの転換で11月下旬にオープンする「旭町3丁目店」)
  
 年内に出店予定は、11月下旬の「旭町3丁目店」(豊平区)、12月上旬の「北1条東1丁目店」(中央区)、「月寒中央通4丁目店」(豊平区)の3店舗。出店予定とされていた「東札幌1条2丁目店」(白石区)は、出店を取りやめた。「旭町3丁目店」は、セブンーイレブン店舗からの転換、他の2店はマンションなどの1階部分への出店。
 
 同社が「まいばすけっと」の事業化を決めたのは、柴田祐司前社長(現イオン九州社長)の時代。2012年3月16日の「南5条西10丁目店」(中央区)を皮切りに、12年は3店舗、13年は9店舗を出店、14年は柴田前社長が異動する5月までに9店舗、星野三郎現社長が就任して以降、11月中旬までに6店舗の合計27店舗をオープンさせている。
 
 区別分布を見ると、最も多いのが10店舗の中央区で、以下、6店舗の北区、3店舗の東区、西区、豊平区、1店舗の白石区、厚別区となっている。空白区は、南区、手稲区、清田区。
 
 コンビニは、フランチャイズ店舗が多いが、「まいばすけっと」はイオン北海道の直営。コンビニ店舗のオーナーが契約期間満了に伴い、店舗を「まいばすけっと」に転換するケースも増え始めている。同社は、16年度中に札幌市内100店舗まで店舗数を増やしていく考え。

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