トライアルカンパニー(本社・福岡市)が建設を進めていた「スーパーセンタートライアル岩見沢店」(岩見沢市東町676番5ほか)がほぼ完成、10月上旬にオープンする。同社は7月に苫小牧市と千歳市、8月に登別市に新店をオープンさせており9月下旬には札幌市手稲区に「星置店」を開業予定。岩見沢店は今年に入って5店舗目の新店になり各地域でディスカウント旋風が吹き荒れることになる。(写真は、オープンが近いスーパーセンタートライアル岩見沢店。10月上旬オープンの横断幕が掲げられている)
「スーパーセンタートライアル岩見沢店」は、店舗面積2687㎡で24時間営業のディスカウントストア(DS)。食品以外にも日用雑貨やドラッグ、衣料なども格安価格で提供する新店の標準店舗と見られる。立地場所は、岩見沢市の北部で国道12号線沿い。移転前のコープさっぽろ岩見沢東店(現在は、ヰセキ北海道本社)と近接している。
9月初旬現在の工事進捗状況は、既に前面の駐車場が舗装されてラインも引かれ建物内部では一部什器類の搬入が始まっている。商品の搬入はこれからという段階。岩見沢の中心部から車で向かうと分かりやすい立地だが、三笠方面からは分かりづらいため建物壁面に店舗名を大きく表示している。
トライアルのオープンによって、岩見沢地域は食品スーパーのディスカウント合戦が激しくなる見通しだ。商圏が重なる食品スーパーの関係者は、「生鮮強化を徹底して進めていくほか、価格面でも対抗策を打つ」と言う。
隣接する三笠市にあるイオンスーパーセンター三笠店や岩見沢市内のザ・ビッグ岩見沢店、コープさっぽろ岩見沢東店などと価格競争が激しくなりそう。
トライアルは、7月23日に苫小牧東店、同29日に千歳清流店、8月27日に登別栄町店を新規オープン、9月下旬には札幌・星置店も新規開業予定。消費増税後、消費者の節約志向は一段と高まっておりトライアルの新店はこうした需要を取り込みそうだ。