北海道経済産業局は9日、道内の大型小売店、コンビニエンスストア、専門量販店の7月の販売動向を発表した。大型小売店は百貨店とスーパーの合計販売額が新店を含めた全店ベースで808億1800万円となり前年同月比1・1%増と4ヵ月ぶりに前年同月を上回り、既存店ベースでも同0・6%増でこちらも4ヵ月ぶりに前年を上回った。
大型小売店のうち百貨店は全店(すべて既存店)ベースで同年同月比1・5%減の176億4500万円となり4ヵ月連続で前年割れ。スーパーは新店を含む全店ベースで同1・9%増、631億7300万円になり2ヵ月ぶりに前年を上回った。既存店ベースでも1・2%増になって4ヵ月ぶりに前年を上回っている。
地域別にみると、札幌市内の大型小売店販売額は全店ベースで419億9700万円(百貨店135億500万円、スーパー284億9200万円)、前年同月比1・2%増(百貨店1・1%減、スーパー2・3%増)となり百貨店の不振が続いている。既存店ベースでは同1・0%とかろうじて前年を上回った(百貨店はすべて既存店で1・1%減、スーパー2・0%増)。
札幌市以外の大型小売店販売額は388億2100万円(百貨店41億4000万円、スーパー346億8100万円)。全店ベースで同1・0%増(百貨店2・9%減、スーパー1・5%増)、既存店ベースでは同0・2%増の微増(百貨店は2・9%減、スーパー0・6%増)だった。
大型小売店販売動向の詳細リリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/daiten/index2607.htm
道内コンビニエンスストアの7月販売動向は、新店を含む売上高が488億3600万円で前年同月比4・0%増。既存店ベースでは同1・6%増と堅調な伸びを示している。店舗数は、2845店で前年同月より65店舗増え、店舗増加率は2・3%。コンビニエンスストアの販売動向詳細リリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2607.htm
道内専門量飯店の7月販売動向は、家電量販店が102億4100万円(店舗数82)、ドラッグストアは176億9000万円(同573店)、ホームセンターは110億1900万円(同173店)。専門量販店の販売動向は今年1月から調査を開始したため前年同月との比較はない。専門量販店の詳細リリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2607.htm