北雄ラッキー旗艦店「山の手店」(札幌市西区)16日オープン、「札幌で一番質の高いスーパー」として年商25億円目標

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IMG_8378 建て替えを進めていた北雄ラッキー(本社・札幌市)の旗艦店「山の手店」(札幌市西区山の手1条7丁目)が16日午前9時にグランドオープンする。閑静な住宅街である山の手地区に相応しい店舗デザインで高質感のある買い物空間になっている。同社では「札幌で一番質の高いスーパーマーケットを目指したい」としている。(写真はオープンが迫っている山の手店)
 
「山の手店」は、店舗老朽化で今年3月に閉店、4月から建て替え工事を進めていた。新店舗は従来より店舗面積を増やして1927㎡とし、店舗デザインは東京の商業デザイン専門家に依頼した。
 
 ストアコンセプトは、「高品質スペシャリティ・ストア」。ショッピングが楽しくなるような情報発信を行い、出来立て、焼きたて、切りたて、作りたての商品を販売しライブ感をアピール。また、山の手店のみで販売する商品を「山の手プレミア」とネーミング、関東以北の小売店としては初めて指定登録店となった「神戸ビーフ」や金華豚などのほか大間の生本まぐろも品揃えする。
 
 同店から一番近い西区小別沢の農家から仕入れた新鮮野菜を揃えるほか札幌の老舗豆腐店(藤井豆腐店など)や老舗蒲鉾店(かね彦)の商品、京都の丸漬ブランドの漬物も販売する。ベーカリーは同店オリジナルとしてSPF山中ポークのロースカツサンドなども新たに開発した。
 
 駐車場の収容台数は165台で冬場に対応して全面ロードヒーティングにしている。また、10月には電気自動車の急速充電スタンドを設置する予定。通常営業時間は午前10時から午後10時、社員25人、パートナー社員・アルバイト135人で対応する。年商は25億円を目標にする。
  
 北雄ラッキーは、酒類販売の桐生商店がスタートで、1974年にこの地に「山の手ストアー」を開業したのが食品スーパーとして成長する原点になった。82年に衣料品の「まるせん」と合併して北雄ラッキーに社名を変更、現在はジャスダック上場で道内に食品スーパー26店舗、衣料専門店9店舗を展開、年商は429億円(2014年2月期)。

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