北海道のソウルフードとも言われる「ザンギ」のレアもの商品が2日から道内のセイコーマート全店舗で発売される。札幌全日空ホテルが開業40周年を迎えるに当たり、かつてスカイラウンジで提供していたザンギのレシピを再現した「クラシックザンギ」や新たにメニュー開発した「ザンギむすび」など6品目。ザンギ愛好家が集まったさっぽろザンギプロジェクトも参画、ソウルフードの新たなバリエーションが楽しめる。(写真は、開業40周年を迎える札幌全日空ホテル)
JA北海道共済連が建物を所有する札幌全日空ホテルは、6月5日に開業40周年を迎える。記念企画の一環として持ち上がったのが道民食「ザンギ」だった。同ホテルでは開業のころから26階のスカイラウンジでザンギを提供していたが、当時のレシピが残っていたことに着目、人気メニューを再現することにした。
再現に当たっては同ホテルに様々な食材を納入しているセイコーフレッシュフーズとの関わりから道内にくまなく店舗網のあるセイコーマートと連携、さらにザンギの普及活動を行っている北海道ザンギ愛好会(会長・佐藤文宣氏)のさっぽろザンギプロジェクトともコラボすることで「ザンギ」を通じて同ホテル40周年の周知を図ることになったもの。
2日からセイコーマート道内全店舗で発売されるのは、札幌全日空ホテル監修の「クラシックザンギ」(税込360円)と「ザンギむすび」(同120円)。クラシックザンギは道産鶏肉を使用した柔らかな食感を実現しカレー粉で香りづけしたうえでセイコーマートグループの豊富牛乳公社産牛乳に漬け込んでまろやかさを出している。また、ザンギむすびは、カレー風味の道産米おにぎりに豊富公社産牛乳で漬け込んだザンギをまるまる1個入れたボリューム満点のおむすび。
16日には「北海道山わさびザンギ」、30日に「ザンギサラダ(タコソース)」、「ザンギむすび(塩)」、7月28日からは「ザンギむすび(醤油)」がラインナップされる。クラシックザンギについては、2日から同ホテルのレストラン2ヵ所でも提供される。クラシックザンキ以外は同ホテルがレシピを公募、3者の関係者による試食で入賞した作品。
生産は、セイコーマートグループの北燦食品などで行う。道民のソウルフード「ザンギ」のレアもの商品として人気を呼びそうだ。なお、札幌全日空ホテルが40周年企画として取り組んでいるのは、同じく40周年を迎える余市ワインとコラボしたオリジナルワインの販売がある。