ツルハ(本社・札幌市)が新設する「ツルハ東札幌店」(札幌市白石区東札幌1条1丁目)の大規模小売店舗立地法に基づく説明会が、27日午後6時30分から東札幌まちづくりセンター(同区東札幌2条4丁目)で開かれた。参加したのは近隣住民4人。冬の除雪問題などを心配する声が出た。説明会は30分で終了した。(写真は、ツルハ東札幌店の全体配置図)
ツルハ東札幌店は、エムジーリース(東京都千代田区)が建物を建設しツルハが賃借する形式で出店。店舗面積は1277㎡。新設予定日は11月15日で営業時間は最大で午前8時から午後9時50分。
大店立地法手続きを行っているコムリサーチが、交通量や騒音調査の結果を報告し、「交通量が最も多い日曜日の午後でも周辺の交差点での渋滞は発生しない。また店内搬入作業やエアコン、冷蔵庫等の騒音も用途地域である工業地域の基準値を下回っている」と環境面で規制クリアしていることを示した。
説明会に参加した住民は、冬場の除雪体制が近隣で十分でないことを指摘、雪ヤマによって車の出入りには十分な注意が必要という意見や荷捌き車両の作業時間帯を問う声も出ていた。
予定している東札幌店の近くには菊水3条店(同区菊水3条5丁目)があるが、「菊水3条店はショッピングセンターの店舗で商圏が広く土日の週末型店舗。一方、東札幌店は平日型の店舗と位置づけている」(ツルハ店舗開発部)として集客が見込めることを強調した。
東札幌店は、ツルハが白石区で展開する8店舗より店舗面積が大きく、「同区の旗艦店舗にして東札幌店を核に小型店舗をドミナント(地域集中)出店していきたい」(同)とした。