食品スーパーのダイイチ(本社・帯広市)は2日、4月度の売上高を公表したが消費増税後の買い控えを受けて既存店は前年同月と比べて約5%減少の95・7%になった。昨年11月に新店2店をオープンしたことによって全店合計では同101・9%と前年同月を上回っている。
同社の既存店売上げが前年同月を下回ったのは、昨年2月以来。もっとも昨年2月の98・3%は閏年の反動によるもので通常月ベースで5%近く減少したのは消費増税による買い控えが如実に表れたと言える。
部門別売上高は次の通り。(%はいずれも前年4月対比)
■青果 110・9%
■水産 103・3%
■畜産 117・1%
■惣菜 107・7%
■デイリー 102・3%
■一般食品 93・5%
■日用雑貨 88・7%
■その他 81・1%
同社は昨年11月に音更店(十勝管内)と清田店(札幌市)をオープンしており、生鮮食品は消費増税の影響を2店の増収によってカバーできたが、保存のきく一般食品や買いだめできる日用雑貨は新店による増収を加味しても前年同月を大きく下回った。なお、4月度の客数は前年同月比104%、客単価は同98・1%だった。