コープさっぽろ(本部・札幌市)は、17日午前9時に「野幌店」(江別市野幌松並町9番地20)をリニューアルオープンした。同店は開業37年目の店舗で、全面リニューアルは17年ぶり。15年3月期に入って最初のリニューアル店舗のため、今年度のカテゴリー戦略の中心となる“こだわり商品”を棚割りに導入したほか惣菜コーナーを拡大、リニューアル前に比べて20%以上の売上げ増を狙う。(写真左上から時計回りに、野幌店、惣菜の量り売りコーナー、こだわり商品のアジアンエスニックの棚、キャラ弁材料の棚)
今回のリニューアルは、コープさっぽろが昨年から始めた惣菜強化、冷凍食品強化の一環。野幌店もこの流れを踏襲、惣菜の品揃えを大幅にアップ、オープンキッチンで作業が買い物客から見えるようにしたほか、おかずの量り売りを導入、炭火で焼いた室蘭やきとりも置いた。冷凍食品はデュアルタイプの冷凍庫を入れて見やすさや取り出しやすさを向上させた。
さらに今年度に入ってから最初のリニューアルであることから、コープさっぽろがカテゴリー戦略として重点的に取り組む商品を新たに棚割りの中に組み込んでいる。「キャラ弁材料」や「アジアンエスニック」、「何とかしてくれうちのごはん」、「道産カレー」、「ドレッシング」など20アイテムのこだわり品目を配置した。
また、ご近所野菜コーナーも新設、医薬品売場は従来の2倍に拡大した。店舗面積は、1685㎡で変化はない。2階は長谷川家具のスイートデコレーション。
横澤秀明執行役員店舗本部長は、「近隣商圏の競合店も多くなっているのであらためて生協らしさを訴えていく店舗にしたい」と語っている。同店の13年3月期の年間売上高は約14億円。リニューアルによって20%以上の伸びを狙う。