道央圏連絡道路「江別東IC~南幌ランプ」7・3km、2025年3月15日開通

交通・運輸

 千歳市を起点に小樽市に至る、高規格道路「道央圏連絡道路」の南幌町南15線西と江別市江別太を結ぶ「中樹林道路」(延長7・3km)が、2025年3月15日(土)16時に開通する。新千歳空港と小樽、旭川方面のアクセスが向上する。(画像は、南幌ランプ)

 道央圏連絡道路のうち、小樽の銭函IC(インターチェンジ)から道央道江別東ICまで、新千歳空港ランプから南長沼ランプまでは開通済みだが、江別東ICと国道274号と繋がる南長沼ランプの間、21・9kmは事業中で、繋がっていなかった。今回開通するのは、そのうちの江別東ICと南幌ランプ間の7・3km。

 当別方面から道央圏連絡道路を新千歳空港方面に向かうと、石狩川に架かる美原大橋を渡ったあたりから、緩やかな下り坂になる。江別東ICを過ぎ、道央道の高架をくぐると、左にカーブして、幅員の狭い2車線道路になる。既に開通している南長沼ランプまで向かうには、幾度となく方向を変えて走らなければならない。今回の開通によって、南幌市街地を通らずに長沼町に入ることができ、南長沼ランプまでの時間距離が改善される。

 開通する南幌ランプの近くには、2026年度に整備完了予定の「南幌流通団地」(23・6ha)の造成工事が進んでいる。南幌町にある既存の「晩翠工業団地」(42・7ha)と「南幌工業団地」(44・3ha)は分譲率100%となっており、南幌ランプに近い「南幌流通団地」の整備で、新たな事業者の受け入れに弾みがつく。南長沼ランプと南幌ランプ間は、2017年度に工事着手、2023年度で事業進捗率は、41%となっている。

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