北海道新幹線札幌駅ホーム建設に向けて、JR札幌駅東側の高架下にあった店舗の撤去工事が始まっている。9月末には撤去工事が完了、ホームや新幹線東改札口設置に向け着々と準備が整う。(写真は、「ワンマンシアター高架下東1丁目店」とパソコンショップ「DO-MU」の撤去工事)
駅の東側高架下にあった店舗は、パソコンショップ「DO-MU」(札幌市東区北6条東1丁目)と「ワンマンシアター高架下東1丁目店」(同)の2店舗。「DO-MU」は、センチュリー(本社・東京都台東区)が展開するパソコンショップ。中古・新品パソコンや中古Mac、PC周辺機器の販売、修理買い取りを行っていたが、今年6月26日に閉店、白石区中央1条3丁目2-35の米里・行啓通沿いに移転して7月1日から営業している。「ワンマンシアター高架下東1丁目店」は、サイド企画(札幌市東区)が運営していたDVD、本、グッズ、試写室を備えた24時間営業の店舗だったが、6月30日に完全閉店した。
「DO-MU」の撤去工事は、JR北海道(本社・札幌市中央区)が注文者になってJR北海道グループの札建工業(同・同市北区)が工事を行っている。期間は7月8日から9月30日。「ワンマンシアター高架下東1丁目店」の撤去工事は、北海道ジェイ・アール都市開発(同・同市西区)が注文者になって、同じく札建工業が工事を行っている。期間は7月19日から9月30日。
札幌駅高架下の店舗は、西側が中心。東側は創成川通があって行き止まり感が強く、人流の「西高東低」が顕著だった。新幹線ホームは既存札幌駅ホームの東側、創成川通を跨ぐ形で建設され、東改札口も新たに設置される。2030年度の新幹線開業後は東側にも人流が創出され、新たな賑わいが生まれることになりそう。