JR札幌駅北口通路の「ドトール」「てもみん」など閉店、新幹線開業工事に向け立ち退き

交通・運輸

 北海道新幹線札幌延伸に伴うJR札幌駅のエリア拡張工事のため、駅北口通路の店舗が6月30日で相次いで閉店する。北口広場のシンボルアーチ撤去工事も始まっており、2030年度札幌延伸に向けた北海道新幹線建設工事が静かに始まっている。
(写真は、6月30日で閉店する「ドトールコーヒーショップJR札幌北口」=上と「てもみんJR札幌駅」)

 6月30日で閉店するのは、北海道キヨスク(本社・札幌市中央区)がフランチャイズ(FC)運営している「ドトールコーヒーショップ札幌北口店」とSTANDING蕎麦&バル「そばるJR札幌駅」のほか、グローバルスポーツ医学研究所(同・東京都中央区)の「グローバル治療院(てもみん)JR札幌駅」。「ドトールコーヒー」と「そばる」については、4月18日から新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため臨時休業していたが、営業を再開せずにそのまま閉店することになった。

 また、キュービーネット(同・東京都渋谷区)のヘアカット専門店「QBハウスJR札幌駅北口」は6月25日で閉店、翌26日から西コンコース北口すぐの場所に移転開業している。これによって北口通路の店舗はすべて閉店、駅拡張工事の準備が整った。

 さらに、屋外の北口広場でもシンボルアーチの撤去工事が進んでいる。「札幌駅北口改良1(本屋外装撤去他)」と命名された工事は、今年5月12日から始まっており、工期は2021年3月4日まで。清水・伊藤・札建札幌駅北口改良工事特定建設工事共同企業体が工事を行う。

 北海道新幹線札幌延伸まで、あと10年。駅北口の店舗閉店やシンボルアーチの撤去工事が、延伸に向けた工事開始を知らせている。
(写真は、札幌駅北口広場で始まっているシンボルアーチなとの撤去工事)

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