総工費約49億円を投じて建設されていた旭川空港ビル国際線ターミナルが22日、オープンした。これによって年間50万人の外国人観光客を受け入れることができるようになる。(写真は、22日に開業した旭川空港ビル国際線ターミナル)
(写真は、関係者によるテープカット)
国際線ターミナルは既存ビルに隣接して建設され、2階建てで延べ床面積約2052坪(約6773㎡)、空港ビルの延べ床面積はこれまでの1・5倍、約6151坪(約2万300㎡)になった。1階に国際線航空各社のカウンターや到着ロビー、総合案内カウンター、外貨両替機、コーヒースタンドなどを設け、2階には出発ロビーのほか国内線ターミナルの既存テナント7店が移転、クラフトギャラリーやイスラム教徒向け礼拝室も新設した。制限区域内には搭乗待合室、検疫・出入国審査、免税店2店がある。
22日は1階ロビーに約300人が集まり、記念セレモニーが行われた。旭川空港ビル社長の西川将人市長は、「旭川、北・北海道の魅力を全国、世界に発信したい。北・北海道の拠点空港として皆さんと共に育てあげよう」と挨拶した。
また、西川市長は旭川空港のキャッチコピーについて、欠航率が少ない点をアピールして『就航率99%の安心』とし、呼称を『北海道まん中・旭川空港』とすることも明らかにした。
旭川空港ビルでは、既存ビルの改修工事も進めており、19年9月に完了すると国内線利用客は年間250万人まで受け入れ可能になり、国際線と合わせて年間300万人、現在の2倍以上のキャパシティを持つようになる。
なお、国際線ターミナル屋上には、19年5月下旬に大雪山連峰の眺望を楽しみながらジンギスカンが味わえる季節営業の「ジンギスカンデッキ」がオープンする予定。