道銀の笹原晶博取締役会長(68)が退任し、特別顧問に就任する。2025年6月20日開催のほくほくフィナンシャルグループ株主総会後の道銀株主総会で、正式決定する。(写真は、道銀・笹原晶博会長)
笹原会長は、札幌北高、北海道大学教育学部卒業後の1979年道銀入行。2003年6月取締役執行役員。2006年6月取締役常務執行役員、2010年6月代表取締役副頭取兼ほくほくフィナンシャルグループ取締役、2015年6月から代表取締役頭取兼ほくほくフィナンシャル代表取締役副社長。2021年6月に代表取締役会長に退いて、ほくほくFG副社長を退任。2024年6月には代表権を返上して、取締役会長に就いた。
公職では、2019年6月から北海道経済連合会副会長、2024年6月からは一般社団法人札幌観光協会会長を務めている。笹原会長の退任について、道銀の兼間祐二頭取(60)は、「ご本人は、ほくほくFG20周年を迎え、優先株の全額償還も実現できたことを機に、現経営陣に経営を託したいと(退任理由を)話されていた」と述べた。笹原氏は特別顧問に就くが、頭取、会長を務めた堰八義博氏(69)も特別顧問を務めており、特別顧問は2人になる。会長は、空席となる。