北洋銀行(本店・札幌市中央区)、北海道銀行(同・同)、北陸銀行(同・富山市)は1月25日、商工組合中央金庫(同・東京都中央区)とそれぞれ「事業再生・経営改善支援に関する業務協力契約」を締結した。(写真は、「業務協力契約」締結式。左から商工中金・田岡靖之札幌支店長、同・萩尾太常務執行役員、道銀・佐々木剛専務執行役員、北陸銀・畑山拓也常務執行役員、北洋銀・松岡宏治常務執行役員=道銀提供)

 今回の契約により、北海道や北陸3県(富山県・石川県・福井県)の各行取引先の事業再生や経営改善支援の分野で商工中金との連携を深め、協調して取引先の価値向上をサポートしていく。北洋銀と道銀は、2004年3月に、北陸銀は同年6月に商工中金と業務協力文書を締結しているが、今回の契約で、それぞれの機能や特性を生かし、従来以上に連携を強化することで、相乗効果を発揮、地域経済の活性化、雇用安定に貢献する。

 業務連携、協力の主な内容は、①取引先の経営改善計画または事業再生計画の策定支援②中小企業活性化協議会をはじめとする事業再生・経営改善に必要な第三者機関との連携、その紹介③DDS(デット・デット・スワップ=借入金を劣後ローンとして借り換える手法)やDES(デット・エクイティ・スワップ=過剰債務を解消するため借入金の一部を株式に切り替える手法)など多様な再生手法にかかる情報交換、協調対応④経営改善計画を実行するために必要な資金ニーズにかかる協調融資など⑤経営改善計画を実行するために必要な本業支援等に係る情報交換や協調支援など。



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