ほくほくフィナンシャルグループ(本社・富山市)子会社の北海道銀行(本店・札幌市中央区)の新頭取に、兼間祐二取締役常務執行役員(56)が昇格する。笹原晶博頭取(64)は、代表取締役会長に就任する。6月25日開催の株主総会後の取締役会で正式決定する。(写真は、札幌市中央区にある道銀本店)

 兼間氏は、道銀初代頭取を務めた島本融氏から数えて8代目頭取となり、2003年6月に就任した6代頭取の堰八義博会長(65)以来、3代続けて道銀プロパー頭取になる。兼間氏は、1964年6月生まれの56歳。87年4月に道銀入行、2002年1月花川支店長、03年7月経営企画グループ調査役グループリーダー、05年10月経営企画部長、11年7月鳥居前エリア統括兼鳥居前支店長、13年4月執行役員オホーツク地区営業担当兼北見支店長、15年6月執行役員札幌・石狩、空知地区営業担当、16年6月取締役常務執行役員企画管理部門長。17年6月からほくほくフィナンシャルグループ取締役、19年6月から北陸銀行執行役員も務めている。

 代表権のある会長に就く笹原氏は、15年6月に頭取就任、在任6年で頭取を譲る。歴代頭取の在任期間は、初代島本氏が14年2ヵ月、2代藤野重夫氏が2年6ヵ月、3代森鼻武芳氏が16年7ヵ月、4代堀寛氏が8年、藤田恒雄氏が11年、堰八氏が12年だった。堰八氏と笹原氏は79年4月入行同期。55年生まれの堰八氏、57年生まれの笹原氏は二人三脚で、バブルで傷ついた道銀の再生に取り組んできた。兼間氏は早くから頭取候補として行内世論が形成されてきた。なお、堰八氏は代表取締役会長を退任し、特別顧問に就任する予定。



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