北洋銀行(本店・札幌市中央区)は、セコマ(本社・同)、アインファーマシーズ(同・同市白石区)と共同で21日からスマートフォン決済サービスの実証実験を開始した。(写真は、実証実験開始のセレモニー。左からアインファーマシーズ・大石美也社長、北洋銀行・安田光春頭取、セコマ・赤尾洋昭副社長、エムティーアイ・前多俊宏社長)

 対象店舗は、北洋銀本店ビルが入っている大通ビッセ地下の「セイコーマート」と「アインズ&トルペ」の2店舗。3社社員など数百人が実証実験に参加する。今年秋には実用化を目指す。

 実験で使用する決済アプリは、エムティーアイ(本社・東京都新宿区)の「&Pay(アンドペイ)」。顧客の同意に基づき銀行システムに外部から接続して安全に情報を取得するAPIという仕組みと連携、利用者がダウンロードしたQRコードをレジでかざせば口座から引き落とされる仕組み。

 クレジットカード登録や電子マネーチャージが不要で、銀行口座の残高範囲で自ら承認して決済するため使い過ぎや不正利用が防止できる。また、加盟店は早期の代金回収が可能になり加盟店手数料も少額で済む。現金比率の高い少額決済のキャッシュレス化にも役立つ。

 エムティーアイが開発した「&Pay」を利用したスマホ決済は、常陽銀行(本店・水戸市)が2018年5月から導入しており、北洋銀は北海道初で2行目。

 21日には、実証実験開始のセレモニーが大通ビッセ地下で行われ、北洋銀の安田光春頭取、セコマの赤尾洋昭副社長、アインファーマシーズの大石美也社長、エムティーアイの前多俊宏社長が参加した。安田頭取は「東京五輪、大阪万博に向けて国を挙げてキャッシュレス化に取り組んでいる。北洋銀は中期経営計画に掲げているフィンテックへの戦略的取り組みの一環としてキャッシュレス化の準備をしてきた。今回の実証実験の結果を踏まえてセキュリティや利便性の高いサービスを提供したい」と挨拶した。


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