北洋銀行(本店・札幌市中央区)と公立はこだて未来大学は26日、函館市内のホテル函館ロイヤルで包括連携協定の調印式を行った。この協定は、産学官金の連携を通し地域経済の発展に資することを目的に、知的財産や研究シーズの活用、大学発ベンチャーの支援、人材育成で相互協力するのが目的。(写真は、連携協定書に調印した北洋銀・柴田龍副会長=左と公立はこだて未来大・片桐恭弘理事長=北洋銀提供)

 北洋銀と未来大は、2016年2月に地域の大学と金融の連携協力のあり方を探るフォーラムを開催するなど、函館及び道南・青函圏の地域振興に連携して取り組んできた経緯がある。

 17年8月には未来大発ベンチャーの未来シェア(本社・函館市)に北洋銀が「北洋イノベーションファンド」を通じて1700万円を出資、18年3月には未来大と北洋銀が主要メンバーになっている「はこだて知能ロボット開発・導入連携支援計画」が経済産業省地域未来投資促進法に基づく連携支援計画に承認されるなど、両者は多様な連携活動を行ってきた。

 今回、包括連携協定を締結することでこうした活動をさらに拡充させていく。調印式に出席した北洋銀の柴田龍副会長は、「未来大のAI、IoT研究は全国トップレベル。金融支援のみならず大学の研究シーズと銀行のお客さまのニーズをビジネスマッチングでしっかり繋いでいきたい」と話した。

 また、未来大の片桐恭弘理事長は、「今回の協定を機に一層の連携を強めていきたい。未来シェアに続くベンチャーへの支援、人材育成に向けた交流機会の創出、AI、IoTによるまちづくりなど北洋銀の協力に期待したい」と述べた。
 調印式後には、『AI/IoTで創生する函館の未来』と題したフォーラムが行われ、未来大の松原仁教授・未来AI研究センターセンター長や北海道大学大学院情報科学研究科の山下倫央准教授などの講演のほか、交流会も実施された。


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