北海道銀行(本店・札幌市中央区)はふくおかフィナンシャルグループ(FG、本社・福岡市中央区)と共同開催したビジネスコンテスト「クロステックイノベーション2016」の北海道地区最終選考会を札幌市中央区のロイトン札幌で開催した。1次、2次選考を通過した12社がプレゼンテーション、最優秀賞にランドスキップ(本社・東京都港区)が選ばれ賞金100万円が贈られた。DSC01007(写真は、表彰式で賞金ボードを掲げる山川広行・道銀副頭取=左と下村一樹・ランドスキップ社長。2月24日午後ロイトン札幌で=道銀提供)

「クロステックイノベーション2016」は、ICT(情報通信技術)を用いたサービスやビジネスアイデアを競うコンテスト。道銀は、ふくおかフィナンシャルグループと連携、北海道と九州の2地域開催のイベントとして地域を超えた新たなネットワーク構築を目指すことを狙った。地方銀行同士が共同開催でICTやフィンテック関連のビジネスコンテストを実施するのは国内初。

 北海道地区と九州地区の共通テーマは「地方創生」と「ビッグデータ/人工知能」、地区オリジナルテーマは北海道が「観光」、「食」、九州は「私を『i』する〇〇サービス」。昨年10月から募集を初め、12月中旬に書類による1次審査、今年1月中旬には面談による2次審査を行い北海道地区では12社が最終選考に残った。
 
 2月24日に行われた最終選考会では12社のトップがサービス内容をプレゼンテーション。この結果、最優秀賞はランドスキップのサービス『LandSkip 世界の風景を指先ひとつで連れてくる』、優秀賞(賞金50万円)はミニマル・テクノロジーズ(本社・東京都港区)のサービス『WOVN.io』(Webサイトの多言語化管理システム)、特別賞はラテラ(同・札幌市西区)の『無菌人工土壌による高収量植物工場システム』に決まった。
 表彰式では、道銀の山川広行副頭取が最優秀賞を受賞したランドスキップの下村一樹社長に100万円と書かれた賞金ボードを手渡した。


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