下川町は、地域金融機関3者と地方創生に係る包括連携協定を締結した。北洋銀行(本店・札幌市中央区)、北海道銀行(同・同)、北星信用金庫(同・名寄市)の3者で地域金融機関が一体となって包括的な連携・協力体制を取り、協働して地方創生を実現していく。(写真は、連携協定の締結式=道銀提供)
包括連携協力の締結式は、17日に下川町役場で行われ、町長の谷一之氏、北洋銀常務執行役員旭川中央支店長の藤池英樹氏、道銀常務執行役員道北地区営業担当兼旭川支店長の清河智英氏、北星信金理事長の岡本守氏が出席して行われた。
連携協力の中身は次の通り。①産業の振興と雇用機会の創出②少子高齢化社会に対応したまちづくり③森林共生低炭素社会の創造④安全に安心して快適に暮らせる生活環境づくり⑤持続可能な地域社会実現のための地域力向上――など。
下川町は、2015年10月に「下川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しており、地域金融機関との包括連携締結によって、具体化のスピードを上げる。
下川町は16年6月1日現在で人口は3396人、1783世帯。町は、11年12月に国から環境未来都市に選定され、「人が輝く森林未来都市しもかわ」をテーマに、豊かな自然を生かしエネルギーの完全自給や超高齢化対応など小さな自治体ならではの地域モデルづくりを進めている。