「北洋女性ビジネスセミナー」が発足、道内女性経営者30人の情報交流ネットワークを北洋銀サポート

金融

IMG_8647IMG_8677 北洋銀行(本店・札幌市)は、道内で経営に携わる女性同士の交流や情報交換の場として「北洋女性ビジネスセミナー」設立、18日に第1回セミナーと懇親会が札幌市内のセンチュリーロイヤルホテルで行われた。親の会社を引き継いだ女性経営者や一般企業の女性役員、女性起業家など27人のほか北洋銀の女性管理職15人も出席、来賓として出席した高橋はるみ知事は「輝く北海道づくりに向けて女性の活躍の場をもっと広げていく運動を展開していきたい」と挨拶した。(写真左は講演する金子裕子氏、写真右は勢揃いした出席者)
 
 北洋女性ビジネスセミナーは、石井純二頭取の発案で6月に設立され、SOC朝倉由紀子副社長、いたがき板垣江美社長、まるいち齋藤友子社長、ワイズスタッフ田澤由利代表取締役など道内各地から30人がメンバーになった。女性経営者層同士で経営の悩みを相談したりや協業の可能性を見つけていこうとするもので北洋銀が成長のサポート役を担う。
 
 18日に開かれた第1回のセミナーでは、元STVアナウンサーで退職後に公認会計士資格を取得、現在は新日本有限責任監査法人シニアパートナーを務める金子裕子氏が講演。女性を取り巻くビジネス環境や金子氏が代表をしている東京の女性経営者支援WWN(ウイニング・ウイメン・ネットワーク)が実施してきたセミナーの中から決算書の読み方などについて説明した。
 
 金子氏は、WWNメンバーで道産子社長のシーボン金子靖代氏、イマジンプラス社長笹川祐子氏、ドリーエム代表まきりか氏のセミナー参加者へのメッセージも紹介した。
 
 続いて行われた懇親会で高橋知事は、「女性知事は私が4人目で、私の後に滋賀県と山形県で誕生したが、そのうち1人は私より早く引退されるので寂しいなと思うが、政治の世界で(女性であること)はなかなか難しい。ビジネスは、男女関係なく競争があって儲からなかったら潰れる以外ない大変厳しい世界。その中で、これだけ多くの女性トップがいるのは同じ女性として大変心強い」と述べたうえで、「道庁も遅まきながら様々な分野で女性が輝くような施策を展開していきます。道庁としても北海道らしい女性のネットワークを作っていきたいと思っている」と語っていた。

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