札幌・狸小路の「南2西3南西地区再開発ビル」の商業ゾーンに中華街構想

経済総合

サンデパート、札信金、札証新ロゴ 001P1080127 札幌駅前通と狸小路商店街に面したドン・キホーテなどが入るサン・デパートビルを含めた周辺6ヵ所のビルを再開発して建設される「南2西3南西地区再開発ビル」の飲食・商業施設に中華街構想が浮上している。狸小路商店街の中華街構想はこれまでの20年の間に出ては消え、消えては出る繰り返しを続けてきたが、再開発ビルが具体化してきたことで、ようやく実現しそうだ。(写真左は南2西3のサンデパート、写真右は再開発ビルの完成予想図)
 
 南2西3南西地区再開発ビルは、地権者らで作る組合が計画。地下3階~地上29階で敷地面積3700㎡、建築面積3200㎡、延床面積4万2000㎡。建ぺい率87%、容積率は950%。商業・業務向けは地下2階~地上6階で面積は商業系が1万6000㎡、業務系が2000㎡を予定。7階~29階は分譲マンション130戸になり、7階には屋上広場として緑の空間を作る。
 
 高さは幅広の6階までで36m、29階までは122mになる。商業系の入る地下2階~地上6階までのフロアのうち一部に中華街構想が出ている。
再開発ビルは狸小路商店街に面しており、同商店街を訪れる東アジアからの観光客も呼び込める。道産品のアンテナショップHUGマートや個性的な土産物店など狸小路商店街は札幌の暮らしや食を支える商店街として復活してきている。 再開発ビルに中華街が入れば起爆剤になると期待される。
 
 総事業費は153億円で、2014年度に建物を取り壊し15年度から建設に着手、完成は17年度になる。

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